立憲民主党は20日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の勅使河原秀行改革推進本部長の会見を受け、全国霊感商法対策弁護士連絡会の阿部克臣弁護士から緊急ヒアリングを行った。

 冒頭、司会を務めた山井和則衆院議員は、元妻による旧統一教会への高額献金が原因で「家庭が崩壊した」と訴える橋田達夫さんが受けた被害を出席した議員に紹介した。

 旧統一教会はこの日開いた会見で、橋田さんの元妻のインタビュー映像を流して、橋田さんが訴えてきた被害の一部を否定。これがネット上などで大きな波紋を広げた。

 山井氏は「私がビックリしたのは、被害を受けた橋田さんが、マスコミの前で発言したら、(旧統一教会は)その家族の動画を撮って反論をさせたことです。こういうことをされるなら被害家族は今後、怖くて自分たちが受けた被害を発言できなくなります」と語った。

 橋田さんの代理人を務める阿部弁護士は、旧統一教会の会見について「一言でいうと、私は強い憤りを感じました。橋田さんがどれだけ苦しんできたか。息子さんが焼身自殺したんですよ。今日の教団の会見では、(被害者に対し)気遣いとか、おもんぱかるとかが、まったく感じませんでした」とした上で、勅使河原氏の会見内容をこう批判した。

「勅使河原さんはなぜ、笑って橋田さんの話ができるのでしょうか。私は信じられない。(会見では)自分の主張、見解を一方的にまくしたているばかり。(橋田さんの自宅がある)高知に行ったことも、橋田さん側に責任があるような、自分は悪くないような弁解に終始した」

 旧統一教会が会見中、橋田さんの元妻の映像を流した点については「元奥さまは現在も元信者です。統一教会の違法な伝導によって教祖、信仰を持たされて、現在も頭の中は〝神とサタン〟の世界に生きています。そういう方に質問をすれば、教団を守るような、教団の意向に沿うような回答をするに決まっています」(阿部弁護士)

 立憲は旧統一教会をめぐる問題で各省庁からヒアリングを行い、被害者救済を目指している。