元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が29日、関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演し、東京・福生市で起きた立てこもり事件に言及した。

 この日の朝7時ごろ、東京・福生市の住宅街で30~40代の男が10代男性2人をハンマーで殴りつけたあと、自身の母親と警察官6人に催涙ガスを吹きかけ自宅に立てこもった。午後に警察が突入したが、男の姿は確認できなかったという。

 これに橋下氏は「もしかすると自分を傷つけるような行為をするリスクの中で警察官が説得しているのかもしれない」と推察した。

 凶器に使われた催涙スプレーに関しては「催涙スプレーって、各家庭で防犯用に持っていることがあるので、それだけで計画性が強いとは言いにくい」。

 頭をハンマーで殴りに行っていることから「場合によっては「未必の殺意の話になりかねない重大な犯罪です」と指摘した。

 警察の交渉担当について「日本の交渉担当、世界でもトップレベルなんですよ。欧米なんかの国では制圧する時に相手の容疑者を殺してもいいという優先順位が高い。日本はできる限り一番最後。まずは説得だから世界でも評価されてる部隊なんです。そこ(交渉役)が中で説得をしてると僕は思いたいですけどね」と語った。

 容疑者の命を守ることに賛否があるとしながらも「いろんな考え方があると思いますけど、日本の誇れるところ」と持論を述べた。

 専門家は橋下氏の発言を受け「(容疑者に)自殺をされてしまうと本件の全てが把握できなくなってしまう。その意味から生存し話を聞ける状態で確保するというのが警察の狙いです」と補足した。