社民党の迷走が続いている。今月行われた社民党党首選で福島瑞穂氏が当選し、党首を続投することとなっていたが問題がぼっ発。党首選後の記者会見で対立候補だった大椿裕子元参院議員の発言を封じたことで社民党が批判される事態となっていた。今月下旬の党大会を前に結束が求められているが…。

 15日に党首として定例の記者会見を行った福島氏は、改めて発言封印会見の仕切りについて、「(会見の仕切りは)党首選挙実施本部がすべて決めた」とし、「私は決定にコミットできない立場です。実施本部が決めたことに従うしかないと思っています」と、会見の仕切りに福島氏から何かを求める余地はなかったと説明した。

 社民党は今月下旬に党大会を行う。大椿氏は党首選後の会見を、発言が封じられたことで途中退席しており、その様子は報道とSNSで拡散。厳しい批判が社民党と福島氏に寄せられた。

 党大会にあたってまず問題となるのは党内結束だ。福島氏とラサール石井副党首の2人しか国会議員がいないなかで、これ以上の分裂は防がないといけない。福島氏は「社民党自身も改革しないといけないのは重要なポイント。社民党がもっと広がるように底力をつけて議員を増やすようにどう改革をするか。せっかく党首に選ばれたので(任期の)2年間、党の支持が拡大するようにしたい」と意気込んだ。

 しかし、党内融和の雲行きはあやしい。福島氏は先週の会見で大椿氏の発言が封じられたことについて、「配慮が足りなかった」と謝罪していた。この日の会見では大椿氏へ直接の謝罪はしたのかどうかも問われたが、福島氏は「それは公的な場面の記者会見でお詫びしましたし、それでお詫びをしたということです」と話した。

 会見を受けて、大椿氏はXを更新。「公的な場では言えるが、私的な場では言えないという姿勢が、信頼関係を失うきっかけになるのでは。大変残念です」と投稿した。

 また、福島氏の「実施本部が決めたことに従うしかない」との発言についても「私が実施本部長から聞いた話と全く違いますね」と疑問を呈した。

 いまだピリピリしているが、社民党支持者は「直接の謝罪をした方がイメージはいい」と期待。党大会をきっかけに融和ムードとなるかどうか。