ソフトバンク・王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(82)が17日、福岡市内の球団事務所を訪れ、藤本政権1年目を総括した。「大変だったと思います。だけど、若い人たちをよく知っていたからね。下から上がってきたらすぐに使った。いろんな意味で若い人はいい経験が積めたと思う」と、若手を積極起用しながらのシーズン同率2位という結果を評価した。

 すでに、その目は来季を見据えている。「1年間やると選手はだいぶ変わるから。そういう点では今年の経験というのを生かして、もう少したくましくなってもらいたい。やはり今年こういう悔しい経験をしたからね。オリックスがああやって最後勝って喜んでる姿を自分の目で見て、やっぱり勝たないとダメなんだってのは感じてくれたと思う。勝負の世界の『差』の大きさってのを感じただろうからね」と苦い経験を糧に、さらなるステップを求めた。

 期待をかける栗原、上林が故障離脱した点を「チームとしてはしんどかった」とも振り返った王会長。最後は「現実に負けているわけだから、もっともっと強化しないといけない」と語気を強めた。24日からは秋季練習がスタート。「今年1年戦った上での課題っていうかな、そういったことをテーマにした練習になると思う」。若手登用の〝投資〟を来季はしっかり回収する。