オリックスが勢いを止められた。CSファイナルステージ第3戦(14日、京セラ)は打線がソフトバンクの先発・千賀に苦しめられ、3―0と完敗。アドバンテージ含めて3勝1敗となった。中嶋監督は「千賀はよかったけど、とらえ方はまあまあ。1点とれなかったけど(粘る)形にしていけてるのはいいこと。続けていってどこかで入れば…。プレッシャー? 全然ないです。普通にいつも通りやってます」と淡々と話した。

 先発の田嶋が初回に自らの悪送球などで先制されるなど、7回途中を7安打3失点降板。打線は7回途中まで千賀の前に沈黙を続け、9回には一死一、二塁とモイネロを追い込み〝CS男〟杉本の場面を迎えたが、あえなく併殺に終わり、ストレート突破はならなかった。

 オリックス優位は揺るがないとはいえ、油断は大敵。チーム関係者は「短期決戦はどちらに転んでもおかしくない。シーズンの相性はまったく関係ないし、運もある。2試合でいい勝ち方をしたけど、1球のミスが流れを変えるし、どちらにも起こりうること。打つよりも守ることが大切。ミスしない方が勝つケースが多い」としている。

 オリックスでは旧近鉄時代の1989年、巨人との日本シリーズで3連勝しながら4連敗を喫した苦い記憶もある。今シーズン終盤に最後までもつれた経験もしているだけに、今のチームに慢心はないが、わずかのスキが命取りになりかねず、日本一ロードに油断は許されない。