海外武者修行に出ていた成田蓮(24)が、10日の新日本プロレス・両国国技館大会に凱旋した。

 2017年7月にデビューした成田は、19年9月の神戸大会後に柴田勝頼に直訴し、米LA道場への武者修行に出た。凱旋試合では6人タッグ戦でデビッド・フィンレー、ロビー・イーグルスと組み、鈴木軍のエル・デスペラード、金丸義信、DOUKI組と対戦した。

 黒いショートタイツに黒いレガースを身に着けて登場した成田は、先発でデスペラードと激突。チョップ合戦をショルダータックルで制したが、鈴木軍の連係で場外へ引きずり下ろされてしまう。リングに戻っても金丸から左脚への集中攻撃を食らい、窮地に追い込まれた。

 それでもフィンレーとロビーが好連係でアシストし、優勢に持ち込む。息を吹き返した成田は、DOUKIへ串刺しバックエルボーからのブレーンバスターを決めて形勢逆転。これで流れをつかむや、最後は成田スペシャル4号(フロントスープレックスホールド)で3カウントを奪った。

 試合後、マイクを手にした成田は「俺はな、こんなやり方に納得はしてねえからな! 俺が新日本プロレスを変えてやる。よく見とけ!」と咆哮。バックステージでも「会社がどう俺を使うかわかんないけど、俺は少なくとも怒っている」と不満げな様子だった。