フィギュアスケートのロンバルディア杯(9月、イタリア)で優勝した女子の渡辺倫果(20=法大)は、五輪戦士から大きな刺激を受けている。

 東京選手権最終日(2日、東京・ダイドードリンコアイスアリーナ)のフリーでは、冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒。3回転ルッツも1回転になるなど、思うような演技ができず、115・87点にとどまり、合計170・56点の3位だった。

 演技後には「(トリプル)アクセルの調子がちょっとずつ戻ってきたので、悔しい気持ちもある」と振り返った一方で「1週間前にCS(ロンバルディア杯)に行ってきて、疲れが残ったり、モチベーションがなかなか上がらない中での試合という意味では、いい経験ができた」と悲観はしていない。

 ロンバルディア杯では、北京五輪代表の坂本花織、(22=シスメックス)、樋口新葉(21=明大)と行動をともにした。坂本を下してのVに「今でも信じられない」と苦笑いを浮かべつつも「心から憧れている先輩と海外派遣に行けたことは誇りに思っている。2人とも氷に乗ったら雰囲気が変わった。自分が目指しているスケーティングスキルを持ち合わせていて、それを近くで見られたことは今後の経験につながっていく」と多くの学びを得たという。

「ただただ、去年の自分を超えることを今季の目標にしている」と渡辺。昨季の全日本選手権は6位。まずは5位以内を死守し、有言実行を果たしてみせる。