自民党の山田太郎参院議員は1日、国政政党「日本を元気にする会」でともに政治活動したアントニオ猪木さんの死去を悼んだ。

 山田氏は「人生のリングからは降りましたが、ぼくの心のなかでは〝闘う姿〟が生き続けている方です。ぼくが2016年に落選した時、真っ先に『元気ですか!』と電話をいただきました。とても優しい方でした。ご冥福をお祈りします」とコメントした。

 猪木氏が闘病中も猪木氏と連絡を取り続けた山田氏は〝政治家・アントニオ猪木〟についてこう振り返った。

「猪木さんは周囲の反対を押し切り、一緒に日本を元気にする会にも参加してくれました。ブラジルでの過酷な生活、イラクでの邦人救出劇の裏話も聞かせてくれた。人生を命懸けで闘って来たのが猪木さんです。この方は死なないんじゃないかな、と思ったこともありました」

 山田氏は猪木氏の〝闘魂スピリッツ〟からいろいろなことを学んだという。

「政治というのは政党政治だし、集団になるんだけども、最後は本人の意思で〝闘う〟のが政治家だと思う。それを教えてくれたのが猪木さんでした。自民党のなかにいても、子ども家庭庁、子ども庁の時だって、ある意味、一人で闘った自負があります。これからも闘い続けます」と山田氏は語った。