全日本プロレスのジェイク・リー(33)が、どん底からの巻き返しを誓った。

 18日の「50周年記念大会」(日本武道館)は、まさに悪夢となった。翌19日後楽園大会での3冠ヘビー級王座挑戦権をかけて野村直矢と対戦したが、開始早々強烈なスピアーを被弾。そのままジャックナイフ式エビ固めで押さえ込まれ、わずか48秒で敗れた。

 メモリアル大会でこれ以上ない醜態をさらしたジェイクは「今まで動いてきた計画も全て白紙になった。はっきり言って、ゼロから…いやマイナスからの再スタートになる」と自身の厳しい立場を認める。

 10月2日の後楽園大会では青柳優馬と組んで諏訪魔、KONO組と対戦するが「今の俺に相手は関係ない。この試合だけでなく、今年の残り3か月は自分の選手としての質を高めることだけに集中するよ。そのためにもチャンスがあれば他団体のリングにも上がる」と前を向いた。

 刺激もある。全日本を離れていた2011~15年、ジェイクはUWFインターでも活躍した山本喧一氏の総合格闘技ジム「パワーオブドリーム」でトレーニングを積んだ。元チームメートの西川大和は日本人史上最年少となる19歳で米格闘技団体「UFC」と契約。さらに喧一氏の息子・山本空良はRIZIN、赤沢幸典もDEEPなどで活躍している。

 ジェイクは「俺も勝手にだけど『負けていられない』って思ってるんだ。少し負けたからって落ち込んでいる場合じゃない。絶対にはい上がってみせる」。屈辱をバネに復活ののろしを上げる。