新戦力で決めた。ヤクルトは25日のDeNA戦(神宮)に9回、1―0でサヨナラ勝ちし、1992、93年以来のリーグ2連覇を達成した。投打がかみ合った。先発・小川が6回2安打無失点の好投。打線も少ないチャンスをものにした。

 0―0の9回だ。先頭・オスナが遊撃への内野安打で出塁。すかさず中村が送りバントを決めて二塁のチャンスをつくる。すると、8回の守備でサンタナと交代していたルーキーの丸山和が左中間への適時二塁打を放って試合を決めた。

 打球が抜けて二走・塩見がかえってくると、ベンチからはナインが飛び出した。その輪の中心でキャプテンの山田は涙を流し、村上はそんな山田を抱きしめた。その後、マウンド付近に集まった選手によって高津監督は7度、宙を舞った。

「気持ちの整理がついてない」という高津監督は「チーム、選手、コーチ、スタッフみんなを信用して信頼してやってきた。ファンの皆さんも一緒にチームスワローズとして、今日の1勝がチームスワローズで挙げた大きな大きな1勝なんじゃないかなと思う」と話した。

 4番・村上には「最近はちょっと後ろ姿がちっちゃくなってますけれどもね」と話した指揮官は「でも7月の大変な時も孤軍奮闘でよく頑張ってくれたと思いますし、バット1本でよくチームを引っ張ってくれたなと思う。ムネよく頑張ったよ、おめでとう」と声をかけた。

 次に目指すは野村克也監督もできなかった2年連続の日本一だ。高津監督は「2月1日のキャンプスタートでキャプテン山田が『今年、大きな、高い山、壁があります。それを乗り越えていきましょう』と言いました。一つ壁を破ったのかなと。クライマックスをしっかり戦い、その先の本当に大きな山に立ちたいと思っている」とファンの前で宣言した。