全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・諏訪魔(45)の暴走が止まらない。「50周年記念大会」(18日、東京・日本武道館)のメインで行われる宮原健斗(33)とのV1戦を前に、7日の会見では猛デモを敢行。さらには3冠戦の特別立会人を務める〝不沈艦〟スタン・ハンセン氏(73)と、特別ゲストとして古巣マットに来場するノア・武藤敬司(59)にも悪の矛先を向けた。

 3冠王者の諏訪魔と宮原が出席した会見は、終始ピリピリムードだった。宮原が「時代の戦いだと思います。本当にこの諏訪魔が全日本を背負ってきた男なのか? 過去も現在も未来も、俺がすべて背負う」と宣言するや、明らかに王者の表情が変わった。「時代」という言葉に敏感に反応したようだ。

 すると壇上を後にしようとした宮原の背後に忍び寄り、スリーパーで捕獲。「地獄に落ちろ!」と昭和の極悪レスラーのような言葉を吐き捨て立ち去った。

 会見後もイライラは隠せず、今度は3冠戦の特別立会人を務めるハンセン氏にも目をつけた。かつて食事の席で同席した際に「あと10年早ければチャンスはつかめた」と言われた記憶が唐突によみがえったという。

「何があと10年早ければだ! うるせーよ、コンチクショー。俺が3冠ベルトを巻いて50周年大会を締めても、まだ認めねえのか? だったら力ずくで認めさせてやるよ。覚悟しておけ!」と物騒な予告を放つ。

 さらに「武藤敬司の時代も終わるし、どいつもこいつも『時代』、『時代』ってムカつくな。ブードゥー・マーダーズ(VM)も諏訪魔時代も永遠なんだよ」と怒りを爆発させた。

 その武藤が全日本社長を務めた2004年にデビューしたのが諏訪魔だった。くしくもこの日、武藤は来年2月21日の東京ドーム大会で引退試合を行うことが決まったが、それもストレスの原因になっている。

「恩師の一人で、師匠ではあるけどさ。俺に何も言わずにリングを去るのはいかがなもんか?」と不満をあらわにする。「50周年記念大会」当日は「全日本プロレスTV」のVOD配信の特別ゲストとして来場するため、「VMは武藤敬司に縁があるよな。また、はりつけの刑にしてやろうか? 武道館で武藤は終わりだ」と言い放った。

「史上最高のバッドエンドを見せてやるからな。全員地獄に落ちろ!」。果たして極悪王者の思い通りになるのか。メモリアル大会が大ピンチだ。