巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(86)が医療機関に救急搬送されていたことが6日までに分かった。複数の関係筋によると、症状は重くないとの情報もある。
日本球界の発展に尽力し、2004年に脳梗塞で倒れた長嶋氏ではあったが、「プロ野球」にかける情熱は計り知れない。右半身に麻痺の後遺症を残しながらも、〝ここぞ〟の時には自ら行動に移して精力的に動いてきた。
記憶が新しいところでは昨年6月だ。当時、丸は新型コロナ感染の影響もあって打撃が低迷して二軍降格。18年オフにFAで加入し、翌19年から20年にかけて巨人のリーグ2連覇に貢献したものの、実に9年ぶりの二軍落ちとなると、長嶋氏は自らジャイアンツ球場に足を運んで直接指導した。お互いに千葉県出身との共通点はあったにせよ、ミスターがファーム施設を訪れるのは異例の出来事だった。
さらにはその後に紆余曲折を経て電撃加入した中田にもG球場でマンツーマン指導。それでも一軍で思うような結果が残せず、再び登録抹消となると、もう一度足を運んで復活への〝道しるべ〟を示した。
スポーツ界全体の発展に重きを置き、昨秋に文化勲章を受章した際には「野球界のみならず、日本のスポーツも全般的に盛り上がっていけばいいと思います」とエネルギッシュなメッセージを発した。ミスターなら、今回も困難を乗り越えてくれるはずだ。
〝教え子〟の丸はチームで唯一全試合スタメン出場し、中田は4番打者として奮闘している。長嶋氏の回復を願うとともに、5位に沈むチームも奮起しないわけにはいかない。












