岸田政権の内閣支持率が急落している。時事通信の最新世論調査によると、内閣支持率は32・3%と前の月から12ポイントも下がっていた。もはや危険水域といってもいいが、かといって野党が追撃できるかというとそうでもないという。
支持率急落の理由について、東京新聞記者の望月衣塑子氏はツイッターで「ここまで一気に下がるとは。国葬への岸田首相の熟慮が足りず、統一教会と自民党の闇が深すぎた」と指摘した。
27日に控えた安倍晋三元首相の国葬も、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との不可解な関係性も、安倍氏が残した負のレガシーといえるだけに、岸田文雄首相も持て余している。
岸田政権にとってピンチであるなら、野党にとってはチャンスだ。勢いづいているはずだが…。野党関係者は「国葬が終われば、かかった費用などで追及が始まります。ただ話題は広がらないかもしれません。やはり本命は旧統一教会問題でしょう」と意気込む。
もっとも、追及の材料がないと逃げられかねない。「自民党が『旧統一教会とは縁を切る』と表明したことでやりづらさはあります。過去のことを聞いても『縁を切った』とか『今後は関係を断つ』でシャットアウトされてはそこから話が広がっていかない。さらなる暴露を週刊誌がやってくれるのを待つことになるかもです」(同)
一方で積極的にやりたくない事情もあるという。永田町関係者は「野党といえども議員によっては宗教から支援を受けている人もいる。旧統一教会の問題からほかの宗教に飛び火するのを恐れている人もいるでしょう」と指摘した。
一部では局面を打開しようと岸田氏が解散を選択するとの見方もあるが…野党が勢いづいているとも言い切れない。












