ソフトバンクの牧原大成内野手(29)が14日の西武戦(ペイペイ)で4安打1打点、2盗塁と躍動した。前日の3安打に続く猛打賞。新型コロナ感染から復帰後、打撃の状態が芳しくなく悶々としていた。復調を感じさせる快音連発の裏には「主力」としての意地があった。

 離脱中に輝きを放った若手がいたからこそ現在チームは首位に立つ。増田、野村大、谷川原、正木ら一軍経験の浅い選手が「将来性」を含めて主力不在の中でファンに希望を与えつつ、終盤戦の貴重な勝利に貢献。それを素直に「うれしかった」と言ったが、牧原大はこう続けた。「僕らも記事とか見てますんで、ファンの方たちの『筑後ホークスの方が良かったんじゃないか』(ネットなどのコメント)というのは見ている。それで、もっと火がつきました」。

 1試合の重みが増す中でようやく復調。覇権を争う3位西武との「天王山」3連勝に貢献できた安堵感もにじんだ。目標としていたシーズン100安打もすでにクリア。今季、鷹の戦いを支えてきた男の鼻息がまた荒くなってきた。