大阪府知事で日本維新の会の吉村洋文共同代表(47)が14日、任期満了に伴う大阪府知事選への出馬について明言を避けた。

 大阪府知事、大阪市長はともに、来年4月に任期満了を迎える。馬場伸幸代表は吉村氏の知事選出馬を示唆し、すでに政界引退を表明している松井一郎顧問も吉村氏の出馬に期待を寄せている。

 吉村氏は「僕みたいな小わっぱに評価していただけるのはありがたいが、政治家としての進退は自分で決めます。自分の人生ですから。まだ進退は決めていません」と2人に感謝しつつも態度を保留。「出馬してもらいたいという話は前から受けてますが、僕は出馬するとは答えてません」と話した。

「知事以外にやりたい仕事があるのか」と聞かれると、満面の笑みを浮かべながら「そうですね…。これ言ったらアレだから。自由に発言するような立場で自由に生活をしたい」と応じた。

 真意はどこにあるのか。

 府政関係者は「コロナもあって知事へのプレッシャーは強かったから、本当にイヤになってる可能性はある。政治は結果責任と言っていますしね」と指摘する。コロナ対策で一時は名を上げた吉村氏だが、都道府県別のさまざまな結果が公表されている今となっては、その手腕に疑問の声も少なくない。

 吉村氏は以前、橋下徹氏との対談番組で「民間人の方が断然いい」と言う橋下氏に対し「そんな話聞くじゃないですか。自由だし、収入も上がるし」と、そのポジションをうらやむような発言もしていた。コメンテーター進出の可能性も考えられるが、キー局のテレビ関係者は「橋下さん路線を目指すなら埋没必至では。関西の民放で〝ヨイショ〟されながらトークしていたのが自信になっているのなら浅はかですよ」とバッサリ。

 前出府政関係者もこう話す。

「橋下さんは、府の幹部から公明党の議員まで個別に飲みに誘って、橋下ファンにするような〝人たらし〟のところがありましたけど、吉村さんにはそんな面はないですからね」

 吉村氏の決断やいかに。