DDTのベテラン・秋山準(52)が、最強戦士決定トーナメント「KING OF DDT」優勝を逃した。

 3日の後楽園ホール大会で行われた準決勝で樋口和貞(33)と対戦。優勝者は遠藤哲哉が返上したKO―D無差別級王者となるため、昨年8月に陥落して以来の王座返り咲きを狙うベテランは気合十分で臨んだ。

 強烈なヒザ蹴りにネックブリーカー、ランニングニーを立て続けに浴びせ、さらにフロントネックロックで絞り込む。ここまで優勢に見えた秋山だったが、ラリアート、チョップ9連発の猛攻を食らい劣勢に。

 負けじと樋口をコーナーに上げ雪崩式エクスプロイダーを狙うも、これを阻止され万事休す。最後はラリアート2発から、ブレーンクロースラム(アイアンクロースラム)で無念の3カウントを献上した。

 試合後、悔しそうな表情を浮かべた秋山は「樋口、強かった。だけど、次やったら分からないからな。俺もまだまだいけるんだよ。まあ、今日は俺に勝ったんだ。優勝しろ」と口にバックステージを後にした。

 秋山からエールを受けた樋口はその後の決勝で吉村直巳を撃破し、トーナメント初優勝。KO―D王座を初戴冠した。

 すると秋山がリングに登場し、新王者の腰にベルトを巻いた。昨年3月28日後楽園大会では、王者としてV1戦で退けた秋山が樋口に命じてベルトを巻かせた。その屈辱をバネに結果を残した後輩を認めた格好で、会場からは大きな拍手が送られた。