女子プロレス界に期待のホープが誕生した。「スターダム」のスーパールーキー、天咲光由(あまさき・みゆ=20)だ。3月に「2021年度プロレス大賞」女子プロレス大賞の林下詩美を相手にデビューを飾ると、その後も元WWEのKAIRI、ジュリアらトップ勢との試合が組まれ注目度は急上昇。団体の未来を背負う若きヒロインは、なぜ戦いの舞台を選んだのか。プロレスと出合った中学時代、“逸女”紫雷イオ(WWE)から受けた影響――本紙のインタビューで激白した。
――プロレスラーを最も実感した瞬間は
天咲 デビュー戦で(名前が)コールされたときです。すごく緊張していたので、体が固まったような感じでした。でも、試合では練習通り力を出し切れたと思います。
――ツイッターのフォロワー数はデビュー前の時点で6000人超。現在は2万5000人超だ
天咲 そんなに気にしたことがないんですけど、多くの人に見てもらっているのは感じていて。ツイッターも更新しないといけないのに、見られていると思ったらよく考えてツイートしないといけないなと。いつも詩美さんとレディ(C)さんに確認してもらってます。炎上は怖いので…。
――KAIRI、ジュリアらとの試合が組まれるなど団体から期待されている
天咲 その期待を上回れるように常に努力していかないといけないと思ってます。2人から厳しい言葉も? なにくそという気持ちが強いです。そういう先輩たちの言葉を力に変えるというか、やってやるという思いでリングに上がってます。
――ところでプロレスとの出合いは
天咲 父(定敏さん)がテレビでよく見ているなという感じでした。それから興味を持って、初めて生観戦したのはドラゴンゲートの試合だったんです。ずっとヨースケ(ハート)サンタマリア選手を応援してました。最初は1人だけ違う格好をしていたので面白いなと思って見てたんですけど、動きや跳躍力の高さにどんどん魅了されました。
――幼いころから野球にも興味があった
天咲 阪神タイガースの試合をよく見ていたんですけど、これも父の影響で(笑い)。私も阪神(ファン)です。以前は藤浪(晋太郎)投手がイチ押しだったんですけど、今は特定の選手というよりもチーム全体を応援しています。始球式? やらせてもらえるなら。ノーバンで投げられたらいいんですけど…。
――高校で体操部を選んだ理由は
天咲 高校を卒業したらプロレスラーになりたいという夢を持っていたんですけど、当初は入りたい部活がなかったんです。ただ、レスラーになるには股割りができるようにならないといけないと思い込んでて、柔軟性を鍛えられるかなと思って入りました。
――体力面よりも柔軟性を優先した
天咲 中学時代はバスケ部だったので体力には少し自信があって。高校進学前に紫雷イオ選手の著書を読んでいて、体操をやっていたことを知ったんです。それでプロレスには体操が必要なんだなと。バク転とかバク宙はやらなかったんですけど、今につながっている部分はあると思います。
――プロレス挑戦に家族の反応は
天咲 ずっとできるわけがないと言われていたのに、ある日「じゃあ、やってみたら?」と。今思えば冗談半分だったかもしれないんですけど、私自身が反抗的になっていた部分もあったのでオーディションの書類を提出して今に至ります(笑い)。
――メークで意識していることがあるとか
天咲 かわいい雰囲気の曲を流したらかわいくなるかなと思って。そういう曲をまとめたプレーリストがあって、K―POPとかいろんなアーティストの曲が収録されているんですけど「TWICE」「ITZY」「BLACKPINK」などを聴いて気分を上げていますね。効果? デビュー戦のときに控室で、詩美さんや先輩たちに「(メークが)薄すぎる!」と言われてしまって。自分が思っているよりも濃くするように気をつけてます(笑い)。
――天咲選手にとって「テッペンに咲く」とは
天咲 赤いベルト(ワールド王座)や白いベルト(ワンダー王座)もありますし、(岩谷)麻優さんは「アイコン」と言われていますけど、私はすべてを手にしてその上に咲きたいなと。スターダムで一番輝ける選手になりたいです。
――直近の目標は
天咲 フューチャー王座は(挑戦が)3年以内という期限があるので、まずはそのベルトを取っていろんなタイトルに挑戦していきたいですね。
☆あまさき・みゆ 2002年4月25日生まれ。京都市出身。中学時代にプロレスラーを志すも中高一貫校だったために高校卒業を待って21年春にスターダムに入団。22年2月にプロテストに合格し、3月11日の「NEW BLOOD 1」で林下詩美を相手にデビュー












