ルーキーが大暴れで天敵を返り討ちにした。ソフトバンクが21日の日本ハム戦(ペイペイ)に5―1で快勝。今カードが始まる前まで引き分けを挟んで6連敗を喫していたビッグボス軍に同一カード3連勝を飾り、対戦成績を10勝10敗1分けのタイに戻した。
2番・二塁でスタメン出場したドラ4ルーキー・野村勇内野手(25)が3安打2本塁打3打点と躍動した。3回に日本ハム先発・加藤のツーシームを右翼テラス席に運ぶ9号2ラン。「とにかく自分らしい思い切ったスイングをしようと打席に入りました。無我夢中でスイングした結果が本塁打になりました」。
さらに8回には2番手・井口から左翼へ10号ソロを運んだ。1リーグ制の1939年に鶴岡一人が放った10本塁打の球団新人本塁打記録に83年ぶりに並んだ。2リーグ制以降では井口資仁(現ロッテ監督)の8本が最多だった。「僕なんかがすごく光栄です」と初々しく口にした。
抜群の身体能力を誇り、パンチ力と驚異的な俊足がウリ。確実性が課題となっているが、実に31安打のうち18本が長打だ。先発31試合で複数安打9度目と打ちだしたら止まらない。
藤本監督は「ちょっとムラがあるところがあって、打てる日と打てない日がハッキリしているが、今日は野村サマサマだった」。打てていなかった右投手からの2本目を挙げて「あれだったら右左関係なく使っていこうとなる」とニンマリだった。
この日は野村勇の2本とデスパイネ、柳田の4発が飛び出した。また、前夜の同カードでは同じく身体能力の高さが武器である佐藤直がプロ初本塁打を放ち試合を決めた。これまで相手にやられてきた思い切りのいい若手の一発攻勢でビッグボスに〝お返し〟。逆に3連戦を通じてバッテリーは「0被弾」に封じて会心の3連勝となった。
チームにコロナ禍が再燃している中で、次はオール遠征での勝負の7連戦を迎える。最大の正念場をこの勢いで乗り切る。












