新日本プロレスのミスターこと永田裕志(54)が、全日本の宮原健斗を新たな標的に定めた。

 全日本の真夏の祭典「王道トーナメント」に初出場したミスターはヨシタツ、芦野祥太郎と続けて撃破。20日の後楽園大会で行われた準決勝では、宮原健斗と対戦した。

 試合は一進一退の攻防となったが、緩急の効いた宮原の攻めに徐々に押される。最後はフランケンシュタイナーで投げられてから目前で「ゼア!」とおきて破りの敬礼をされ、目を丸くしたところを首固めで丸め込まれて3カウントを奪われた。

 宮原のなりふり構わぬ戦いに意表を突かれた格好。永田は「大技にこだわらずにきた姿勢にやられた。強いね。スピードが速い」と認める。一方で自身について「一戦一戦積んでいくことでよみがえりましたよ。試合を積まないとダメだな、レスラーは。一戦一戦調子が良くなっていった」とリングに上がることで復調を実感したと明かした。

 その上で「こうして悔しい気持ちがあるからね。その気持ちがある限り戦いますよ。これだけ全日本で試合を積み重ねてこれた。まだまだできる。この試合で、腰を据えて戦う理由ができた。全日本、オファーがあるってことだし、しっかり腰をおろして戦っていきます」と王道マットでのさらなる戦いに並々ならぬ意欲を語る。

 もちろんその〝戦う理由〟は、この日敗れた宮原へのリベンジで「強いですよ。ここの柱だけあって。俺的には宮原に優勝してほしい。まずは宮原を倒して3冠も取りたい」と意気込んだ。

 その後行われた優勝決定戦はミスターの思惑通り、宮原がジェイク・リーに勝利。9月18日の東京・日本武道館大会で3冠ヘビー級王者・諏訪魔への挑戦権を手にした。そんな快進撃を続ける王道のエースに、大ベテランがリベンジを果たす日は来るのか。