若きエースの力投も虚しく…。巨人の戸郷翔征投手(22)が2日の阪神戦(甲子園)に先発し、8回8奪三振2失点と好投するも、試合は2―2の引き分けに終わり勝ち負けはつかなかった。
苦しみながらも粘投した。初回の先頭・中野に右前打を放たれて出塁を許すと、その後は近本の中前打で一死一、三塁といきなりピンチ到来。それでも後続は2者連続三振を奪って無失点で切り抜けた。
その後も4、5回と得点圏まで走者を進めてピンチを招いたが、ここもなんとか切り抜けて7回までスコアボードに0を並べた戸郷。「甲子園球場は好きです」と話す通り今季2戦1勝1完封、17回無失点と抜群の愛称を誇っていた敵地で奮投を続け、甲子園での連続無失点を24イニングにまで伸ばしたが…。相手先発・西勇を前に打線が援護できなかった。
最後は0―0で迎えた8回に近本の先制適時打などから計2点を失うと、この回限りでの降板となった。
自らの役割は十分に果たした戸郷だったが「最後粘り切れなかったのは悔しいです。次はチームに勝ちを付けられる投球ができるように頑張ります」と反省。桑田コーチも「彼は二桁勝ったという自信で、先発としての力配分ができるようになってきました。8回は近本君に打たれたけれど、あそこはしょうがないなと。失投を逃さなかった近本君をほめたいと思います」と擁護。
続けて「今年は8、9回を投げて勝てないという試合が何試合かあるので本当に申し訳ないなと思っていますけれど、でもこれはエースになる宿命といいますかね。こういうのを乗り越えてエースになるわけですから。これを糧にエースに成長していってもらいたいなと思います」と、かつて巨人でエースナンバーを背負った大先輩としての思いを口にした。












