第104回全国高校野球選手権大会第11日(16日)の第4試合は、V本命・大阪桐蔭(大阪)が二松学舎大付(東東京)に4―0で勝利。背番号1の川原(3年)が6安打完封し、順当に8強入りを果たした。
そんな春夏連覇を狙うチームを後押しするのは、同校ブラスバンドの部員たちだ。今春のセンバツから吹奏楽部によるスタンドの生演奏が解禁。今夏も優勝候補として名高い野球の名門校は、吹奏楽部も負けず劣らず活躍しており、昨年の第69回全日本吹奏楽コンクールでも金賞を受賞。全国に名を轟かしている。そんな彼らの応援を楽しみにしている高校野球ファンも多いのではないだろうか。
しかし年々気温の上がる猛暑の中、新曲含む全25曲を数時間にわたって演奏するのは並大抵のことではない。指揮を務める同部監督・梅田隆司さんは「春とは本当に全然違う。この暑さでいかに良い演奏ができるか…」と汗をぬぐった。
部員たちも「この気候はやっぱりキツイ」と吐露。しかし「2回戦は(先発の)前田君がすごすぎて、すぐにストライクを取っちゃうので守備の休憩時間が短かった」と、参りつつもうれしそうに明かすと「暑い中、長時間吹き続けると頭と唇が痛くなるんです」と強すぎるがゆえの大変さも語った。それでも「ずっとコロナで生演奏ができなくてやっと春からできるようになった。夢だったので本当にうれしい」と目を輝かせ、応援できる喜びを語った。
そしてこの暑さを吹き飛ばすような力強いサウンドの秘訣も明かしてくれた。「今は朝の7時から夜の7時まで毎日練習です。甲子園で応援のある日も練習してから行くか、応援してから練習に行きます」
そんな努力を積み重ねてきたからこそ発揮される夏の甲子園での演奏。3年生は最初で最後の夏のアルプス応援だ。念願の舞台で準々決勝以降も、球児たちや高校野球ファンを感動させる奏楽を届けてくれるに違いない。












