巨人が16日の広島戦(東京ドーム)に4―11で敗れ、2位から4位に転落した。

 セ・リーグで唯一デーゲームで行われた一戦は、先発したアンドリースが3回途中6失点でKOされ、2番手の戸根も2回5失点。今季9度目の2桁失点で、7回に打者一巡の攻撃で挙げた4点も焼け石に水となった。

 試合前の時点で、2位・巨人から5位のDeNAの間に広島、阪神の計4球団が0・5ゲーム差にひしめくダンゴ状態。ナイトゲームで行われた2試合では、DeNAが首位のヤクルトにサヨナラ勝ちを収め、最下位の中日が延長戦の末に阪神を下した。この結果、巨人は2位・広島、3位のDeNAに0・5差の4位まで後退する形となった。

 投手陣の再建は急務だ。チームバランスを物語る数字として用いられる一つが得失点差。巨人は総得点では「351」でリーグ2位を維持した一方で、総失点は「405」まで膨れ上がり、得失点差は「マイナス54」となってしまった。各球団の試合数の兼ね合いはあるとはいえ、総失点が400を超えているのは12球団でも巨人だけ。いかに傷口をふさげていないかを表している。これではいくら得点しても失点が上回る計算となる。

 この日の大敗を受け、桑田投手チーフコーチは試合後に「投手陣は何とか先取点をあげないように。そして点を取られたら1点でも少なく、失点を少なくして粘っていこうと話をしているが、なかなかうまくいかない状況」と苦悩を明かしていた。

 とはいえ、打開策を見いだせなければチームはズルズルと後退していく。首位を独走するヤクルトは別としても、2位以下は大混戦だけにいくらでも巻き返せる余地はある。攻撃陣にも課題はあるものの、桑田コーチの手腕が試されている。