第104回全国高校野球選手権大会の第9日(14日)の第2試合では二松学舎大付(東東京)が1年生4番の片井海斗の本塁打を含む2安打2打点の活躍で社(兵庫)を7―5と下し、夏大会初めての2勝目を上げた。
3回、3点リードの場面で打席に立った片井は、相手先発の堀田(3年)の直球をセンター寄りの左中間に高々と打ち上げ、スタンドイン。1年生の放った豪快ソロ弾に満員の甲子園がどよめいた。「今までで一番いい感触だった。柔らかく打とうと思った。センター返しを意識し、手首の力を抜いてやってきた」(片井)
都大会から4番に座り、パワーと柔らかさで広角に打てる打撃が持ち味。札幌大谷(南北海道)との初戦は無安打に終わり、この日も初回のチャンスに三ゴロ併殺。気負っていたことで市原監督から「お前のいいところは柔らかさだぞ」とアドバイスされ、続く打席でも適時二塁打を放って見事に結果を出した。
半年前まで中学生だったとは思えない落ち着きぶり。2か月前の関西遠征では先輩の前で大いびきをかき「強心臓だ」と一目置かれる存在になった。愛嬌ある容姿でかわいがられ、今やチームに欠かせない主砲だ。
市原監督は「あの雰囲気の中で大したもんだとと思う。予選から引っ張ることが多かったが、今日は本来の形を取り戻した。ホームラン打ったんで勘違いしないように言っとかないといけない」とご満悦の様子で「将来のウチを背負ってもらう選手。思い切って4番で使えるのは3年生の理解があったから。それが起用の勇気になっている」と話した。
また、教え子でOBの鈴木誠也(カブス)とも比較し「誠也もセンターから右中間寄りに打球が飛んだ。実戦向きで似ている。誠也は1年生の時はここまで活躍はできていなかった。今の子は早熟で落ち着いているのかな」と非凡な打撃センスを高く評価。1年生大砲がチームを初の8強に導く。












