ソフトバンクの田中正義投手(28)が13日、今季初めて一軍に昇格した。今季は開幕ローテ入りを目前にして、最後のオープン戦で右肩に違和感を覚えて緊急降板していた。リハビリ過程を乗り越えて、リリーフ要員としての復帰となる。

 もっとも、今回は「特例2022」の代替指名選手で、あくまでも期間限定の一軍昇格となる予定だという。藤本監督は「まだ連投できないのでね。(この後で再度)二軍で連投してもらって、9月の頭に上がってきてもらおうかなと考えている」と説明した。

 それでもこのタイミングで昇格させたワケは、終盤戦のキーマンとなる期待も大きいからだ。

 藤本監督は「球の強さは持っている。小久保(二軍)監督からも腕が振れ出しているということで、テンションを上げるために呼んだ」と説明。「(現時点の登板でも)普通に接戦のところで1イニングくらいだったら行けると思っていますけどね」と続けた。

 今季はキャンプから覚醒が予感されていた。離脱するまで期待通りの姿を見せていた。指揮官は「腕が振れている。本当は(そのまま)正義を置いておきたいが、連投ができないと、ほかの中継ぎにしわ寄せがいく。本人は行けると言うけど、また痛いとなったら困る。慎重にやらないといけない」とも口にする。

 まずは現状で一軍マウンドを踏ませた上で、9月初旬が予定されている〝本格復帰〟に向けて弾みを付けさせる公算だ。