巨人が13日の阪神戦(甲子園)に0―13で大敗した。虎打線に計19安打を浴びる投壊で、屈辱的な敗戦の一方で朗報も…。この日発表されたオールスター監督推薦で、巨人から3選手、すでに発表済みの4選手と合わせ、計7選手が選ばれた。とはいえ、球界内からは手厳しい声も噴出している。

 前夜の快勝から一転…。先発・メルセデスが2回途中6失点で自己最短KOとなると、その後も悪い流れを断ち切れない。つないだ投手たちも次々と失点を重ね、打線は相手先発・西勇を前に手も足も出ず、零封リレーを喫する屈辱。伝統の一戦ではワースト失点となった事態を受け、原監督も「スターティングオーダーは昨日と変わってないんだけど、(投手が)1人だけ変わってたってところでね、こういうゲーム展開になるということはあり得るということでしょうな」と肩を落とした。

 大敗の一方、チームにとっては明るい話題もあった。この日発表された球宴の監督推薦選手として菅野、戸郷、岡本和が選出。すでにファン投票で選ばれていた大勢、中田、坂本と選手間投票により決まった丸と合わせて計7選手が大量選出された。

 巨人から7人以上の選出は、8人が選ばれた2013年の球宴以来9年ぶりの快挙となったが、ここまで66試合に出場して7本塁打、24打点、打率2割4分5厘の正捕手・大城や、過去に球宴出場経験のある小林は選外となったことを受け、球界内からはこんな手厳しい声も飛んでいた。

「巨人からこれだけ選ばれた中で捕手が選出されないのは異例ですよ。これには当事者たちも危機感を持ったほうがいい」とは投手経験のある球界OB。その理由として「僕たちが現役のころは『球宴に出て、自分の球を巨人の捕手に受けてほしい』と思う選手も少なくなかったんです。ある意味あこがれのようなものはありましたよね」と、かつての巨人の捕手には〝ジャイアンツブランド〟があったという。

 直近での巨人からの捕手の選出は2018年の小林が最後。それ以前は阿部(現作戦兼ディフェンスチーフコーチ)が常連だったものだ。

「今回は投手だって3人も選ばれてるわけで、それを受けている捕手が1人も選ばれないというのは、彼らに何か足りない点があるということ」(前出関係者)と、あらためて近年のチームの課題を突きつけられた格好となっている。

 大城、小林ともにポテンシャルの高さは認められているだけに、さらなるステップアップに成功して球界を代表する捕手へと成長することはできるか。