国内女子ツアー「ゴルフ5レディス」最終日(4日、千葉・ゴルフ5カントリーオークビレッヂ=パー72)、首位と4打差の10位から出たセキ・ユウティン(24=中国)が1イーグル、8バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの66をマーク。吉田優利(エプソン)とのプレーオフを制し、ツアー初優勝を果たした。

 初勝利のセキは「とてもうれしいです。(今回の優勝で)シード選手になる。ずっと夢でした」と端正な顔立ちで喜びをかみしめた。父親の仕事の関係で福井県に生まれ、幼少期に中国・上海へ移住。2017年から日本ツアーに参戦した。当初は中国ツアーで賞金女王になった経験から「自分は偉い選手で天才だと思った」。しかし、予選突破すらままならない現実を突きつけられ、謙虚な姿勢で努力することを学んだ。

 成長の陰には犠牲にしてきたものもある。セキは「私の年齢で同性の友達は恋人とか、彼氏とか、いろんな所で遊びたいとか…。でもツアー選手になったら、いろいろ努力しなければいけない。(競技と)同時には難しいです。いろいろ、あきらめないといけない」とちょっぴり複雑な表情。それでも、この先もしばらくは〝ゴルフが恋人〟の生活は続ける構えだ。

 セキは将来の目標について「シード選手で(成績が)安定すれば、海外に挑戦するかもしれない。やっぱり米国は世界ナンバーワンのツアー。若くて力が一番ある時に挑戦しようかなと。考え中です」。さらなる夢実現へ向けて、まずは8日開幕の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」(京都・城陽CC)で国内メジャー初制覇を目指す。