ソフトバンクの主砲・柳田悠岐外野手(33)が27日のオールスター第2戦(松山)で「有言実行」となる一発を放ち、初出場の2014年以来となるMVPに輝いた。
試合前のホームラン競争では3本に終わり惜しくも準優勝。代名詞である豪快な一発に期待が集まる中で松山の夜空にアーチをかけた。6回の第3打席で阪神・岩崎の直球を捉えて逆方向の左翼席に打球を運ぶ勝ち越しの一発。前夜のヒーロー・清宮(日本ハム)にバットを借りての打席だった。
「乗ってますよね、彼。サード守っていいプレーして、レフト守っていいプレーして、昨日サヨナラホームランも打って。乗っているなと思ったのであやかりました」。お立ち台では「清宮くんありがとう。(投手役を務めてもらった)ホームランダービーでも最高のパートナーでした。清宮フィーバー!」と柳田節でうれしさを表現した。
清宮は自主トレをともにする〝愛弟子〟だ。当初は自軍の若手が中心だった〝柳田塾〟は昨年にロッテ・安田が加入。今年から清宮が加わった。伸び悩んでいる他球団の有望若手スラッガーの指導役にもなっている格好だ。考えようによってはライバル球団に塩を送る形となるが――。柳田はこう説明していた。「(清宮らに)打たれても自分が打てばいいと思っている。自分が打つために(刺激になる)。大丈夫です」。
初球宴に当初は「どこにいたらいいのか、誰といたらいいのかソワソワしていた」という清宮をナイスサポート。ホームラン競争の相棒に誘ったり、きつねダンス用のカチューシャを付けてもらうなどエンジョイムードで接した。試合後にはヒーローとなった清宮も「こういう時も常に声をかけてくれる。あんなに優しい大先輩はいない」と感謝しきりだった。
さらなる覚醒につながりそうな清宮の一発に大喜びすると、宣言通りに刺激をパワーに変えてのホームランを放った柳田。師弟コンビ揃っての大暴れで球宴を締めくくった。












