西武が7日のロッテ戦(ベルーナ)に〝森山外源〟の集中打で10―4と大勝。3カード連続の勝ち越しで首位固めに成功した。

 1―2と1点を追う4回だった。簡単に二死となった西武打線は四球を選んだ呉を一塁に置き9番・長谷川がロッテ先発・森から左翼線適時二塁打を放ち、まず同点に追いついた。

 そして、ここから1番・外崎の中前適時打で逆転、2番・源田が右前打で一、三塁とチャンスを広げ3番・森の右前打で4点目。そして仕上げは4番・山川が森のスライダーを左翼ポール際へ33号3ランとし、この回一挙に6点を挙げ試合の主導権を奪い返した。二死から1四球と5連打、打者6人がつながっての逆転劇だった。

 7月24日の楽天戦から外崎が1番に座り「1番:外崎修汰、2番:源田壮亮、3番:森友哉、4番:山川穂高」の並びとなって、求めていた「つながり」が出てきた西武打線。2018、19年のリーグ連覇時には、まだ20代前半~中盤だった自慢の〝コア4〟はそれぞれがレギュラーを固める時代だった。それが今年から来年にかけて、いよいよ国内FA権取得という収穫期を迎える。

 今のチームの中心といっていい〝森山外源〟の引き留め問題は、西武にとってかつてない難易度をはらんだ人事問題だ。近年のチームのFA年表を振り返っても「4人全員を満足させるオファーを球団が用意できるのか」は大きな疑問が残るところ。

 しかし、球団内には「今の渡辺GMになってからFA選手は基本、全員を引き留める方針に変わっている。かつてのようにそこにあからさまに優先順位を付けて、何人かとはケンカ別れするような交渉はなくなった。今回も基本は全員引き留め。あとは会社(西武ホールディングス)がどこまで頑張ってくれるか」と渡辺GMの誠意と親会社の懐事情の合致に期待する声がある。

 果たしてこの人事的難局をどんな手法で切り抜けるのか。3年ぶり覇権奪回の裏で気になる西武のFA問題だ。