プロレスリング・ノアは17日、都内で会見を行い、引退を表明した〝プロレスリング・マスター〟こと武藤敬司(59)の引退ロード「武藤敬司ファイナルカウントダウンシリーズ」の開催を発表した。

 カウントダウンシリーズは7月16日の東京・日本武道館大会での清宮海斗との一騎打ちで幕開けする。その後9月25日の愛知・ドルフィンズアリーナ大会、10月30日の東京・有明アリーナ大会での開催が決定しており、その後は決まり次第発表となる。

 引退試合は来春に予定されており、武田有弘取締役は「グランドファイナルは、今から押さえることができる中で最大の会場を探しています。ドームクラスになる可能性もある」と東京ドーム級の大型会場で開催することを示唆した。

 また、来年1月22日の神奈川・横浜アリーナ大会では武藤の〝化身〟グレート・ムタのラストマッチも行われる。

 会見に出席した武藤は「今のノアだったら、俺の最後に向かう花道を最高なものにしてくれると思う。俺はそのレールを、最後まで突っ走っていきたい」と意気込む。引退を表明したことで「心と体が軽くなった」と体調が良くなったことを強調し「今日の発表以外にも数試合することになると思います」と意欲的に話した。

 天才の引退ロードは、華やかなものになること請け合いだ。