中日・根尾昂外野手(22)が、リーグ戦再開となる17日の巨人戦(バンテリン)から投手登録に変更されることになった。立浪和義監督(52)との話し合いの末に決まったもので、今後は投手に軸足を置くという。本紙評論家で中日OBでもある前田幸長氏は、今回の転向に賛同した上で「投手・根尾」を早く戦力にするためにも「二軍で場数を踏ませるべき」と提言した。

【前田幸長・直球勝負】根尾の投手登録、ボクは大賛成。自分が投手出身ということもあるけれど「投手・根尾」には天才的な部分があると、前から思っていたし、失礼ながら「打者・根尾」にはそこまでのものは感じていなかった。

 では、ボクが投手コーチなら、根尾をどうするか。立浪監督には「今すぐ二軍に行かせましょう」と提言すると思う。今の根尾でも、けん制、クイック、フィールディングなどはすぐに習得できるし、それほど問題はない。大切なのは二軍の試合で実戦の舞台を数多く踏ませること。一軍とは違い、二軍なら必ず出番はもらえる。立浪監督はしばらく、今までのような起用を続けるようだけど「投手・根尾」を早めに戦力として育てようとするならば、一軍の敗戦処理で投げさせていてはダメだ。

 もちろん、ただ投げればいいというわけではない。根尾の持ち球は真っすぐ、スライダー、フォーク。150キロの直球はいいとして、スライダーやフォークはまだまだプロレベルとはいえない。田中将やマエケン、ダルビッシュのようなスライダーがあれば、真っすぐとスライダーだけでもいいが…。そうではないのだから、とにかくフォークを磨き上げること。これは必須と言ってもいい。また、シュート回転のツーシームは、根尾のようなタイプの投手は習得も早いはず。それらができるまでは、一軍に上げなくてもいいぐらいだ。(本紙評論家)