クボタケ超えなるか――。今冬ベルギー2部ロンメルに完全移籍するJ1横浜FCのFW斉藤光毅(19)が並々ならぬ思いで世界の強者たちに挑む。

 横浜FCの下部組織出身の斎藤は、16歳11か月11日でプロデビュー。J1で初めてのシーズンとなった今季は32試合に出場し、3得点をマークするなど、次世代のエース候補として期待される逸材だった。

 しかし「海外では若くない年」と視線は常に世界を向いていた。その背景には、同級生でスペイン1部ビリャレアルの日本代表MF久保建英(19)の存在があった。久保は16歳5か月22日でJ1デビュー(当時FC東京)を果たすと、順調にステップアップ。今では大きな差を付けられていることから「建英が活躍することで一方的に危機感を感じている」と悔しさをにじまていたのだ。

 当然、海外移籍で成長できる保証はない。それでも、3―1で勝利を収めた19日の横浜M戦(ニッパツ)後のセレモニーでは「これからの自分は、元横浜FCの選手として、日本の顔になるような選手になっていきたい」と力強く宣言した。

 一足先を行くライバルに勝つために。若武者の挑戦がいよいよ幕を開ける。