エンゼルスの大谷翔平投手(27)の起用法は変わるのか。ネビン監督代行は8日(日本時間9日)にマドン前監督の起用法を原則として引き継ぐと明言した。

「同じにやっていく。みんなと毎日会話するし、彼は健康についてとてもオープンに共有してくれている」

 大谷の意思を尊重するということだ。そしてこう付け加えた。「彼はプレーするのが好き。(彼がプレーするかどうか)私が判断する日も今後もちろんある。でも、これまでも正直に教えてくれているし、彼自身、毎日プレーする権利を自ら獲得した。前代未聞のことをしているとは何度も言われてきたが、ショーヘイはトレーニングスタッフなどにもとても正直だし、私とも引き続きそうあってくれると思っている」

 ネビン監督代行はこれまでベンチ内で頻繁に言葉を交わしていた。大谷をどう見ているのか。

「素晴らしい人間。誰も彼のような人を見たことがなくて、それを実際に間近に見られるって、なかなかいかしてるよ。彼との会話、彼がチームと野球に対して持つ気持ち、ベストでありたいという気持ちは、そう見かけるものではない。彼のルーティンは本当に関心深い。彼は、頼れる存在で、私は彼をとても信用している。彼自身も、我々を信頼して、彼の状態を共有してくれていると思うし、それがこれからも続くと思っている」

 一部米メディアでは「大谷の投打のパフォーマンスが昨季に比べて落ちているのは疲労が原因」とする指摘が少なくなく、米スポーツサイトのヘイロー・ハングアウトは7日に「登板する前に休ませるか、登板後に休みを取らせることが重要」と起用法の見直しを提言していた。

 それでもネビン監督代行が「マドン流」続行を明言したのは大谷に気持ち良くプレーしてもらうことがチームの勝利に直結するという大前提があるが、当然、来オフのFA権取得を見据えている。大谷の去就はエンゼルスのみならず、MLB最大の関心事。円滑に再契約にこぎ着けたいとの思惑もあるだろう。

 しかし、大谷が望んでいるのは「勝つ」こと。早ければエンゼルスは今季中にも残留交渉すると思われるが、その前に十分な戦力補強をすることが重要だ。順番を間違えてはいけない。