レアル・マドリード(スペイン)とリバプール(イングランド)が対戦した欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝(28日=日本時間29日)は、スタジアム周辺の大混乱によって試合開始が37分遅れた。
ロシアのウクライナ侵攻によって、決勝の試合会場はロシア・サンクトペテルブルクからフランス・サンドニに変更となった中、英メディア「スカイ・スポーツ」によると、リバプール側の入場口で偽チケットを持つ数千人のファンによって入場作業が滞ってしまったという。さらにチケットを持たないファンがフェンスをよじ登ってスタジアムへの侵入を試みるトラブルも発生した。
事態の鎮圧にフランス警察は催涙スプレーを使用したが、無関係なファンまで巻き込まれ、スプレーを浴びた一人は「恐ろしいことだ」と語った。この事態を受けて、リバプールは「リバプールファンが直面したスタジアム入場の問題や警備の崩壊に、我々は非常に失望している。我々はこれらの受け入れがたい問題の原因について、正式に調査を要請した」と抗議の声明を発表した。
フランス警察や欧州サッカー連盟(UEFA)の対応が批判が集まる中、元イングランド代表のガリー・リネカー氏は自身のツイッターで「これほどお粗末なイベントは、やろうとしても無理だろう。まったくもって無様で危険だ」とバッサリ。試合はレアル・マドリードが1―0で勝利し、14度目の優勝を飾ったが、〝トラブルの決勝〟として記憶に残ってしまいそうだ。












