眠れる虎を目覚めさせたか。巨人が30日の阪神戦(東京ドーム)に、3―10の大敗で連敗。7回から2番手で登板した今村が2/3イニングを投げて1安打、5四球の6失点と大誤算となった。
緊迫した試合展開が、突如として崩壊した。2―2の同点で迎えた7回、6回2失点と好投した先発シューメーカーに代わり、今季ここまで10試合で自責点0の投球が続いていた今村がマウンドへ。しっかりと抑えて攻撃のリズムへとつなげていきたい場面だったが、左腕は悪夢に襲われた。
先頭・糸井を空振り三振に打ち取ったものの、その後は制球を乱し、3つの四球などで二死満塁のピンチに…。徐々に今村の表情に焦りが見え始め、近本には痛恨の押し出し死球を与えて勝ち越し点を献上。その後も立て直すことはできず、中野に2点適時打、佐藤輝に四球を与えて再び二死満塁の危機となったところで、原監督から降板が告げられた。
後を託された3番手・畠も押し出し四球、適時打を浴び、終わってみればこの回6失点の大炎上。ベンチでは両投手ともに悔しさをにじませていた。
それでも、ここまで力投を続けていた左腕への信頼感は揺るがない。原監督は「我々は想定をすることがとても重要な役割だと思うけど、なかなか想定ができないような状況になったというところですね」と表情を曇らせながらも「(今村への信頼は)変わらないですよ。今日は現実としてそれは受け止める必要はあるけどね」と、次戦以降での気持ちの切り替えを願った。
とはいえ、この日の敗戦により阪神は5連勝。15日から行われた甲子園での同カードでも負け越しを喫しており、開幕から波に乗れずにいた虎に勢いをつけてしまったことは間違いない。












