ロシアのフィギュアスケート界の〝皇帝〟と称されるエフゲニー・プルシェンコ氏の構想が早くも現実味を帯びてきた。
国際スケート連盟(ISU)がフィギュアスケートの来季グランプリ(GP)シリーズから「ロシア杯」を除外したことを受けて、プルシェンコ氏はロシア主導による新たな国際大会の開催を提唱。こうした中、ロシア政府が独自の「GP」の開催へ向けて動きだした。
ロシア国営通信社「タス通信」は「ロシアスポーツ省とロシアフィギュアスケート連盟は、フィギュアスケートのGPをロシアで内部開催する選択肢に取り組んでいる」と報道。スポーツ省のオレグ・マティツィン大臣は「これは(ロシアの)選手たちに競技カレンダーとトレーニング条件を提供するために、フィギュアスケート連盟とともに取り組んでいる提案である」と語った。
さらに同大臣は「我々(ロシア)のスケーターは世界のリーダーであり、我々はGPを開催するというアイデアに取り組んでいる。ロシアの観客だけでなく、ロシアや国際社会、他の選手からも大きな関心を持たれるだろう。誰もが、私たちのスケーターと競い合いたいと思っている。私たちには大会を開催するための十分な資源があり、近い将来、誰を招待するか決定する」と説明している。
ロシア側が計画を実現させれば、フィギュアスケートで「グランプリ」と名の付く大会が2つ同時に開催されることになる。前代未聞の異常事態となりそうだ。












