フィギュアスケート女子で北京五輪団体銅メダルに貢献した樋口新葉(21=明大)が大舞台で抱いた思いを明かした。
25日に都庁で行われた東京都栄誉賞および都民スポーツ大賞表彰式に出席した樋口は「すごく貴重な賞をいただくことができてうれしい。こういう賞(都民スポーツ大賞)をいただけることは、人生で1回あるかないかだと思うので、本当に誇りに思うし、これからの競技生活をもっと頑張りたいというモチベーションにつながった」と緊張気味に語った。
かねて北京五輪を集大成にする考えを示していたが、すでに4年後のミラノ・コルティナダンペッツオ五輪を目指すと公言している。なぜ、北京五輪後に気持ちが変化したのか。表彰式後の会見でその理由を説明した。
4年前の平昌五輪は、代表入りが期待されながらも落選。「悔しい思いをしながら4年間を過ごしてきた。私にとっては必要な経験で、その経験があったからこそ、北京五輪に向けてモチベーションを持って頑張ることができた」と苦節を経て、北京五輪の切符を勝ち取った。
初めて感じた五輪の空気は、樋口にとって大きな刺激となった。「試合に出てみて、いつものフィギュアの大会とは全く違う雰囲気だったし、選手村など、他の部分でも刺激が多くて、毎日毎日もっと頑張りたいと思える環境だった。あとはやっぱり五輪でもいくつかの目標は達成できたが、悔しい部分や足りない部分を感じたので、また五輪に戻ってきて、もっと上を目指したいと思った」。新たな景色を見たことで、向上心が芽生えたのだ。
現在は右すね疲労骨折の治療を最優先にしている樋口。「今日いただいた賞に恥じないように頑張っていきたい」と決意を新たにした。












