「令和の怪物」が思わぬ騒動に巻き込まれた。ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラ)に先発し、初回先頭の福田に初球を右前打されてパーフェクト投球は17イニングで途切れたものの、5回6安打2失点で3勝目を挙げた。だが、最も注目を集めたのは投球内容ではなく、球審とのやり取り。ボール判定への不満そうな態度に対し、白井一行球審から詰め寄られるシーンがあった。
ここまで4試合(31回)で3四死球(うち1死球)と制球力抜群だった佐々木朗が、この日は2死球を含む5四死球。その理由としては、白井球審の判定に心乱された部分もあったのか…。
2回の先頭打者、カウント2―2から決めに行った頓宮への外角低めいっぱいの160キロをボールと判定されて苦笑い。そのリアクションが布石となり、その後の二死一塁、2ストライクからの安達への外角低め158キロの判定は、またしてもボール。その際の反応を問題視した白井球審が、マウンドに向かって歩を進めるという行動に出たことで「恫喝か?」「何をオラついてるんだ!」などとネット上は大騒ぎとなった。
試合後、白井球審は「答える必要はない。一切コメントなしです」としたが、この是非とは無関係に佐々木朗は今後、将来に向けた審判対策をしていく必要がある。
通常、どこのチームも試合前のバッテリーミーティングでは相手打線対策と合わせて、その日の審判対策が行われる。
ストライクゾーンがコース、高低のどちらで甘いかからいか。また、試合進行に伴ってゾーンが広がって行く、または狭まるなど動いていく審判なのかなど、その審判のクセや傾向を各チームはスコアラーのデータを元に把握しているからだ。
これまでの傾向などから、白井球審には要注意マークがつけられていたハズ。一方で、グラウンド上において裁定の決定者が審判である以上、その判定に不服があったとしても、それを素直に感情表現することで選手側が得をすることはないということも、肝に銘じておかなければならない。
来年3月の開催が濃厚で、佐々木朗の世界デビューが注目されているWBCでも、かつて第1回大会のアメリカ戦で日本は、球審を務めたボブ・デービッドソンに煮え湯を飲まされた苦い経験がある。
メジャー関係者は「日本に限らずアメリカにも〝札つき〟の審判員はいる。あのイチローや大谷だって判定に批判的な対応をしてしまうぐらい。そして、そういう審判ほど話題のルーキーや新参者を狙い撃ちにしてくる。もし、彼(佐々木朗)が将来的にメジャーの舞台で活躍することを望んでいるなら、その部分へのアジャストも今回の件を機に対策しておくことは、自らの身を守ることにもつながる」と忠告。審判対策の徹底と同時に、常に感情を顔に出さない、ポーカーフェース投球の重要性を指摘した。
今回の白井球審の対応の是非は別の話として、佐々木朗がマウンドでゲームを支配するためには本来中立の立場にいるハズの審判を〝10人目の敵〟にしないための対策も必要ということだ。












