中日は20日、落合博満GM(63)が契約満了のため来年1月末で退任すると発表した。他のポジションで残ることもなくそのまま退団となるが、全く事情を聞かされていなかった落合派の一部は大慌てで事実確認に奔走するなど大混乱。さらには、この舞台裏について白井文吾オーナー(88)が衝撃発言。8月ごろ、球団に白井オーナーと落合GMに対して超過激な脅迫状が届くなど尋常でない状況だったというのだ。
去就に注目が集まっていた落合GMの退任が決まった。2013年オフにGMに就任したがチームは14年4位、15年5位。今季は谷繁前監督が事実上の途中解任もあった中、19年ぶりの最下位に沈むなどまるで結果を残せず、GMの責任問題を追及する声は内外に高まっていた。
GM職を退いても別のポジションに居残り、いわゆる“院政”を敷くのでは、との噂もあったが、それも一切なし。「球団としてのかかわりはこれで切れます」(佐々木球団社長)、「球団の中で落合GMが仕事をしていくということは来年の1月31日をもって終了ということです」(西山球団代表)と完全に中日と決別する。
こうした状況に大慌てとなっているのが落合派の面々だ。落合GMの退任情報は白井オーナーらフロントと森監督など一部しか知らないトップシークレット。GMと親しいとされていた関係者の耳にも入っていなかった。そのため落合GM退任の一報が届くと「本当なのか?」と事実確認に走る落合派が続出したという。「○○なんかは直接、落合GMに連絡を入れたそうだ。でも、いくらケータイに電話しても『電源が入っていないか、電波の届かない場所にいるためかかりません』とアナウンスが流れるだけ。電源を切っていたんだな。『何で出ないんだ!』って真っ青になっていたそうだよ」(チーム関係者)。落合GM体制となってからその一存で中日と縁もゆかりもない人物が続々とチームに加わっている。社員となっていればいいが、そうでなく契約であれば、いつクビを切られてもおかしくない。人ごとではないのだ。
そんな中、さらに衝撃事実を明かしたのが白井オーナーだ。落合GMが契約満了で退任となる要因のひとつが8月ごろ、球団に届いていた脅迫状だったという。「本人(落合GM)に届くようにきたわけだ。つまり見せざるをえないような。生命に危害が加えられかねないような内容? そうそうそう。存在を否定されるような、相当なもんだ。ただ、殺すんじゃないんだ。相当なもんだよ。探偵小説の材料になりそう。俺も脅迫されていたんだ。おそろしいことを書くなぁと。本当におそろしい…」
すぐさま愛知県警へ被害届を出し、捜査を進めたそうだが、いまだ犯人は見つかっていないという。白井オーナーは「書いてある内容が内部のことに詳しいんだ。(犯人が)内部の可能性もないわけじゃないだろうな。とんでもないヤツがおるということだ。警察から用心しろと言われた。プロ野球の恥でもあるな」とも口にした。
「(落合GMについて)社内にも批判的な人がいることも分かっていた。そういう事情なら長続きはしないだろうと最初からそういうふうにみとった。志半ばというよりも一生懸命やったって誰も評価しないんだからさ。志半ばも何もあったもんじゃないよ」と話した竜の総帥。「淡々と契約を履行したというだけのこと」と言いながらも複雑な表情を浮かべていた。












