先を見据えた判断だった。陸上日本学生個人選手権最終日(17日、神奈川・レモンガススタジアム平塚)、女子5000メートルで今季初のトラックレースとなった不破聖衣来(拓大2年)は、17分30秒45でまさかの最下位に終わったものの、悲観する様子は見られない。
最後までマイペースを貫いた。昨季は圧倒的な力を見せていた不破だったが、指導する五十嵐利治監督によると、1月の全国都道府県対抗女子駅伝後に負傷。右足のアキレス腱(けん)周囲炎の影響で、ジョギングを再開したのは4月7日だったという。万全な状態ではなかったが、目標に掲げる世界選手権(7月、米国)の代表選考会を兼ねた1万メートルの日本選手権(5月7日、国立競技場)を控えていることから「生きた練習がしたい」との意向を受け、今大会の出場に踏み切った。
この日は1キロ3分30秒のペースを保って完走し、五十嵐監督は「足の痛みもなくダウンができている。何をどうすればいいかの課題も見えている」と納得の表情。3位以内に入れば代表が決まる日本選手権に向けて、やれることを全てやる。












