さらに磨きをかけていく。広島の床田寛樹投手(27)が好調だ。今年は3試合に先発して2勝0敗、防御率は0・90。昨年は16試合に登板するも5勝4敗、防御率は3・19で、まだ序盤ながらも確実にステップアップしている。
昨年との一番の違いを床田自身は「直球じゃないですか」と話す。そして「平均球速が一気に上がったので」と続ける。手応えをつかんだ直球に加え、要所で光るのが昨年終盤から再び投げ始めたパームだ。
現在、ほとんど投げる投手のいない〝魔球〟。それだけに参考にする投手も、聞く相手もいないため「自分で考えてやっていますね」と床田。そんな日々、試行錯誤を続ける左腕にとって力強い味方が後輩で同じ左投げの玉村だ。
試合前練習でのキャッチボールで床田は「ちょっとこっちの方に曲げる」と玉村に伝えて投げると、パームを受けた玉村が「回転がちょっと違いますね」と指摘してくれるという。それを聞いて床田は微調整を繰り返し、その精度を高めているのだ。キャッチボールでは「自分のイメージと(投げた)球が一致するようにやっている」という床田は「今のところできている」と感覚は上々だ。
まだまだ手探り状態ではあるものの、一つひとつ課題をクリアし続けている床田は「今のところいい感じ。それを(今後)どう相手が対応してくるか、かなと思う」と語る。後輩と二人三脚での〝パーム改善〟は実を結びつつある。












