ソフトバンクのルーキー・野村勇内野手が14日のロッテ戦(ペイペイ)で打って走っての大活躍。チームを勝利に導いた。

 チームが30イニング連続無得点に陥っている中で、この日は「2番・遊撃」でスタメン出場。初回に左中間フェンス直撃の三塁打を放ちチャンスメークし、続く中村晃のタイムリーで生還した。チーム待望の得点を生んだ。

 2番での起用に応える大仕事に「思い切っていきました。まだルーキーなので怖いもの知らずで行き、それが久しぶりの得点につながって良かったです」と笑顔を浮かべた。

 終盤8回には武器の足で魅せた。一死二、三塁の場面。牧原大の放った打球は前進守備を敷いていたショート正面へのゴロだった。三塁走者として果敢にギャンブルスタートを切りヘッドスライディングでホームに飛ぶように滑り込んだ。

 3月29日のロッテ戦(ZOZOマリン)でも同点の延長10回に三塁走者として三ゴロに対して神がかった走塁で生還している。まさに再現ともいえる好走塁となった。初回以降、チームは無得点。貴重な追加点となった。

 クローズアップされている脚に関しては、一瞬の遅れや判断ミスを避けるためにもできる限りの準備をしている。打撃練習で味方打者の打球の性質を入念にチェック。「どういう人がどういう打球を打つのか。どういう打球が(外野手の前に)落ちるのか、多いのかの確認はしています」。

 泥臭く1点を取りに行く野球は藤本監督が目指すところでもある。試合後の指揮官も「あの8回は野村勇がよく走ってくれた。脚が自慢の選手ですから。ああやってアピールしてくれるのは頼もしい」とご満悦だった。