寂しい完封負けも「世代交代」に大収穫だ。ソフトバンクは12日のロッテ戦(長崎)に0―3で敗れて、今季初の連敗。引き分けに終わった9日の西武戦からの連続無得点イニングが「30」に伸び、6年ぶりとなる3試合連続無得点での敗戦だったが、明るい話題もあった。

 この日は田上奏大投手(19)がプロ初登板初先発。初回に自己最速155キロをマークするなど6回二死まで75球でまとめ、散発2安打無失点に抑えた。次代を担う先発候補の台頭が望まれる中での10代投手の躍動。藤本博史監督(58)は試合後、初勝利をつけてやれなかったことを悔やみつつも「良かった。あれだけ投げてくれるとは思わなかった。田上は次回またどこかであると思います」と明言。一度抹消した後に再登録して、プロ2戦目のマウンドを用意することを約束した。

 打線の奮起を大いに促しつつ、新戦力の台頭を喜んだ指揮官。〝育成しながら勝つ〟サイクルを活性化させていく。