世紀の大波乱を起こせるか。日本代表は11月開幕のカタールW杯1次リーグで優勝候補のスペイン、ドイツと同じE組に入り苦戦が予想されている。しかし、欧州視察中の11日にオンラインで取材に応じた森保一監督は「最高の組に入ったと思う」ときっぱり。「勝つために準備する。(相手を)見上げて戦うつもりはない。我々はやれる」と超強気モードだ。

 自信の裏には両国への対策で〝蓄積〟があるからだ。まず、初戦(11月23日)でぶつかるドイツ。森保監督は以前からドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのサッカーを研究し、現在ドイツ代表を率いるフリック監督が同クラブを指揮していた試合も徹底的に分析済みだ。「W杯でもバイエルンの選手中心で優勝している。参考になる」と森保ジャパンでも手本にするほど戦術などを熟知。現在もドイツ代表は同クラブのメンバーが中心のため、対策を立てやすいとみている。

 スペイン戦(12月1日=日本時間同2日)の対策もばっちりだ。7日には欧州リーグ(EL)準々決勝Eフランクフルト(ドイツ)―バルセロナ(スペイン)戦を現地で視察した。スペイン代表はバルセロナ勢が主体のため、W杯での対戦をイメージ。「守備でしっかりはめて速攻につなげているのは参考になった」と収穫ありを強調した。

 さらに「我々は東京五輪で対戦している。自分たちがやってきたことを振り返りながら、今のスペイン代表との戦い方をこれから分析する」。五輪準決勝では延長戦の末に0―1と敗れたが、あと一歩まで追い詰めた。W杯本番での〝森保マジック〟に期待が高まる。