昨季4勝の広島・玉村昇悟投手(21)に飛躍の予感が漂った。
9日の阪神戦(甲子園)に先発した左腕は、最速145キロの直球にカーブ、スライダー、チェンジアップを巧みに操り、阪神打線を4回2安打無失点と手玉に取った。3回5失点だった前回2日のDeNA戦から内容、結果ともに修正し「やっと今日、アピールできたかなと思うので、これからまた積み重ねて、やるべきことをしっかりやれればいいかなと思います」と胸をなでおろした。
テンポの良さが際立った。初回は先頭・近本に左前打を許し、その後、自らの暴投でいきなり無死二塁となったが、落ち着いて後続を料理。二死三塁からは4番・佐藤輝を131キロの外角スライダーで空振り三振にしとめ、ピンチを脱すると、その後は4回まで55球。「思ったボールというか、ようやく自分の意志と一致するボールが投げられた」と4回には佐藤輝から今度は144キロの外角直球で見逃し三振を奪うなど、3~5番の敵の中軸を無安打に抑えたのも好材料だ。
佐々岡監督も「低めに丁寧に集めて、真っすぐも前回と違うものを見せてくれた」と、この日の左腕のデキに合格点をつけた。プロ4年目の覚醒へ、期待の左腕がひとまず開幕ローテーション入りを大きく引き寄せた。












