持ち前のパワーを地元名古屋で見せつけた。中日のドラフト2位・鵜飼航丞外野手(22=駒大)が本拠地バンテリンドームで〝初安打〟となる二塁打を放ち、地元のファンを沸かせた。

 5日のヤクルトとのオープン戦(バンテリン)で「3番・左翼」で先発出場。6回一死の第3打席で2番手・梅野の145キロ直球を叩くと、打球は逆方向へグングン伸びて右翼フェンスの上部を直撃し、あと数メートルで本塁打というパンチ力を見せた。

 その後、高橋周の中前適時打で二塁から勝ち越しのホームを踏んだ。悠々と二塁に達して「芯は食ったんで、入るか入らないかなと思いながら見てたけど、入らなかったですね」と悔しがりながらも「よくあそこまで飛んでくれた」と振り返る。

 逆方向への大飛球には「飛距離自体は捉えたらそんなに変わらないので、逆方向でも自分ではそんなに驚かない」と涼しい顔で話した。

 しかし、二塁打を除いた3打席では3三振に倒れたことで猛省。「真っすぐを捉え切れず、だいたいの打席でファウルになっているので。ミスショットをすると変化球も当たらなくなる。今日は悪いときのパターンだなというのがあった」と課題も口にした。

 とはいえ、プロ入り初めて本拠地で約2万人もの観衆の前でプレー。「とても楽しくやれました。名前を呼ばれて歓声が沸いて、画面(ビジョン)に映っていると思って、うれしかったですね」と笑みを見せた。