今年は〝またケガだがや〟なんて言わせない――。中日・石川昂弥内野手(20)が順調に一軍キャンプを完走し、3年目で初の開幕スタメン入りへ第1関門を突破した。
過去2年間は沖縄・読谷での二軍キャンプ中にケガをして、別メニュー調整を余儀なくされた。それだけに「去年、一昨年はどこかしら痛みがあったので、まずは毎日100%で練習できて良かった。『キャンプでケガをしたら、どうせシーズンに入ってもするだろう』と立浪監督にも言われたので、意地でもケガしないようにと徹底してやってきた」と意識を高く持って臨んだ。
ケガ予防のため、練習後のケアにも神経を使った。エンゼルス・大谷を参考に足裏と太もも、ふくらはぎに湿布を貼って就寝したり、交代浴を実践。「朝は(マッサージ器で)ほぐしたりして、寝る前は冷たいシャワーを3分くらい浴びて、お風呂のお湯につかるのを3回繰り返していた」と明かす。効果については「疲れすぎてよく分からない」と定かではなさそうだが「結果的に異常なくできていたので、やって良かった」と安堵の表情を浮かべる。
昨年6月は二軍戦で死球を受け、左尺骨骨折でシーズンを棒に振った。チーム内では名古屋弁を文字り、石川昂がケガするたび「昂弥(たかや)が、またケガだがや」とささやかれていたほどだった。
今キャンプ中の実戦で結果の出ない時期もあったが、石川昂は「結構、悩みましたし落ち込みましたけど、キャンプは全然長いと感じなかった」とケロリとしたもの。2月22日には通算525本塁打の清原和博氏(54)からタイミングの取り方など助言を受け、27日の楽天戦で左越えに特大2ランを放った。
「結果出すのもそうだけど、まずはハツラツと元気よくプレーしたい。それができれば結果もついてくると思う。結果だけに縛られずにやりたい」と発言も頼もしくなってきた。故障ゼロで開幕を迎えることができれば、石川昂の覚醒が現実のものとなりそうだ。












