広島は24日、緒方孝市監督(50)が6月30日のDeNA戦(横浜)の試合後、野間峻祥外野手(26)の緩慢走塁を巡って球場内の監督室に呼んで叱責した際、平手で複数回叩く「行き過ぎた行為」があったと発表した。

 マツダスタジアムで会見した鈴木球団本部長によれば、球団が事実を確認したのは7月5日だったとし、松田オーナーも「それはいかんな」と問題視。両者に聴取を重ねたという。緒方監督は7月15日のDeNA戦(横浜)の試合前に野間を含めた選手、スタッフに対して謝罪。

 球団としては「手を上げるということは、いかなる理由があっても許されない」として、同日付で同監督を厳重注意処分とした。

 問題が起きた試合で、野間は2―2同点の延長11回に打席に立ち、投前への小飛球を投手が落球したものの捕球したと思い込んで全力疾走を怠った。球団の発表を受け、球場を引き揚げる際に取材に応じた緒方監督は「手を上げてしまったのは事実。会社(球団)に報告した上で、何があってもそういう行為はだめだと注意を受けました。深く反省しています。本意じゃないのは、選手がこういうことでプレーしにくい環境をつくってしまったのは申し訳ない」と改めて謝罪した。

 一方、野間は「この件は(球団に)任せています」とコメント。鈴木本部長は「(野間は)けがもなくプレーできている。監督の気持ちも十分理解していて、不平不満も一切ありません、と。人間関係が崩れた状況ではない」とした。

 緒方監督からすれば野間は就任以来、最も目にかけている選手の一人。熱い声援を送ってくれるファンのためにも、今後は明るいニュースを届けてほしいものだ。