阪神は8日、日本ハム・新庄剛志新監督(50)の初陣となった練習試合(沖縄・宜野座)に2―6で敗れた。

 阪神は今季初の対外試合で花も実も全て元〝虎のプリンス〟に持っていかれ、チーム内から「さすが新庄さん。おいしいところは全て持っていった」との声が噴出した。

 試合前の段階から〝勝負あり〟だったのかもしれない。虎のキャンプ地に「ビッグボスが黒のランボルギーニで宜野座入りするらしい」とのウワサが駆け巡ると関係者は一様にソワソワ。在阪テレビ局関係者も「これだけで十分に絵になりますし〝尺〟が稼げる。本当にありがたいですよ」と目を輝かせた。

 中古車買取「ティーバイティーガレージ」の協力でランボルギーニのSUV「ウルス」に乗ってド派手に古巣のキャンプ地に凱旋した新庄監督は圧倒的な陽のオーラで1000人の観客の視線を独占した。

 肝心の試合でも若手主体で初陣を新庄ファイターズとは対照的に、阪神は大山&佐藤輝の両主砲に快音が飛び出したものの6安打2得点。主力が次々とベンチに退いていった4回以降は1安打に封じられた。

 矢野監督は初陣を勝利で飾った後輩に「守備の意識もしっかりしていたし、新庄監督は意図を持ってやっているのかなと思った」と素直に脱帽。ベテランの球団関係者も「現役時代から変わらぬ華のある姿に加え、今の新庄はしたたかさも持ち合わせている。アイツのクレバーさがよくみえた一日だった」と感心しきりだった。

 試合終了後もトレーニングに励む大山、佐藤輝らに向け、北のビッグボスはランボルギーニのクラクションを鳴らし、軽くあいさつしながら去っていった。この時ばかりは左右の両主砲も目をキラキラとさせて〝時代の寵児〟を見送るしかなかった。