巨人・亀井善行外野守備兼走塁コーチ(39)が2日、宮崎での春季キャンプで秋広優人内野手(19)にマンツーマン指導を行った。

 ファンに惜しまれつつも昨季限りで現役を引退。指導者の道に進み、就任当初は「違和感あるよね」と苦笑いしていた亀井コーチもキャンプに入って顔色も変わってきた。この日はフリー打撃の最中、中堅のポジションで打球を追っていた秋広を徹底マーク。秋広は昨季の途中から二軍で中堅にも挑戦したが、まだまだ不慣れであるとともに無限のノビシロを兼ね備えている。

 一方の亀井コーチは、2009年にゴールデン・グラブ賞も獲得した外野守備の名手。秋広が目の前で飛球をポトリと落としても、練習の最後まで寄り添い、打球に対しての反応や一歩目の出し方、グラブの出し方など、自らの実演も交えてアドバイスを送り続けた。

 後進育成に当たる上で「自分の感覚でモノを言っちゃダメなんだけど、自分の持っている感覚を伝えるしかない。それができるか、できないかは別にして。内野手から外野に来る子もいるだろうし、基本をしっかり教えていこうと思っています」と語っていた亀井コーチ。未来ある若手に対し、自ら掲げていた指導方針を実践した形だ。

 今季から松井秀喜氏も背負った背番号55をつけている秋広への期待は高まるばかり。「カメの教え」が身についていけば、〝ニュー・ゴジラ〟の出場機会も増えていきそうだ。