他を寄せ付けない走りだった。全国都道府県対抗女子駅伝(16日、たけびしスタジアム京都発着=9区間42・195キロ)の4区で、群馬のスーパー1年生・不破聖衣来(拓大)が12分29秒の区間新記録をたたき出した。

 テレビ中継を行うNHKによるインタビューで「中学のときに初めてこの駅伝に出られたことで自信がついて、自分の中で陸上に対する思いっていうのが強くなった」と話すなど、思い出深い大会で躍動。トップと1分29秒差の22位でタスキを受けると、中間点を6分10秒と驚異的なタイムで駆け抜けた。後半に入ってもスピードが落ちる気配はなく、他チームのランナーたちを置き去りにする異次元の走りで、順位を9位に押し上げた。

 走るたびに記録を塗り替えてきた不破。レース後には「前にいる選手をひたすら追いかけて走って、こういう記録が出せてうれしい。高校のときは全国に出場することがかなわなかったので、こういう形で全国の舞台でタスキ渡しができたのはすごくうれしかった。少しでも前で渡したかったので、よかった」と振り返った。

 昨年12月の「関西実業団ディスタンストライアルin京都2021」では、女子1万メートルで日本歴代2位となる30分45秒21をマーク。今夏の世界選手権(米国)の参加標準記録(31分25秒00)を突破している。今後に向けては「今年は世界選手権とかがあるので、そこに出場できるように頑張っていきたい」と決意を述べた。